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ふだんJPXの部門別売買動向をみて、海外投資家の動向をチェックしている方々はアナリスト・投資家など多いと思います。テレビやラジオでは、この部門別データが引用されながら、「海外投資家がマーケットを荒らして儲けている」とか「個人の方が実は健闘している」とか、ついでに「解釈」が語られているのも時々見聞しま...

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連休の間に、今後の相場は上なのか下なのか、データを深堀していろいろ考えた結果を整理してまとめておきます3/1時点で書いた、コロナショックに関する仮説に対する自己評価と反省3/1に書いた記事というのはこれこの記事で書いたイメージは「いったん次の週(3/2〜)から1〜3週間リバウンド、そのあとで二番底を...

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ツイッターでつぶやいているばかりで最近ブログ記事をさぼっていますが、コロナショックの暴落相場からのリバウンドの可能性について考えてみます。ご存じのように日経平均225のPBRが2/28時点で1.02まで下がっていること、そして、金曜晩にパウエルが利下げを示唆したことから、この週末に急速に買い安心感が...

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データのビジュアル化を何気にやってみているうち、結構興味深いことがわかったので、公表してみます。株式評論家に寄せられる“日経平均が上がっているのに私の持ち株が上がらない”という嘆きの声成長期待あるいは昇格期待などが大きい企業が集まっているマザーズ市場が、個人投資家に好まれる市場であることは、特に説明...

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(S&P500と東京・金の先限、パンローリング社のチャートギャラリーより)最近の相場は、今年前半の鬱屈したムードが嘘のように晴れやかです。アメリカの株価指数S&P500は史上最高値を更新。「金などの安全資産から資金が逃げ始めた」という報道まで出始めています。安全資産が軒並み下落、金も国債も円も−「世...

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〜927の部門別売買動向で、一応強気材料は、信託銀行の買い、と書きましたが、実はそれほど強気材料とみていません。信託銀行の通年の買い入れは、およそで2017年▲3000億(売り越し)、2018年1.7兆。いま通年で+3000億ほどなので、ここから昨年並みに買い進んだらかなりの数字ですが、残念ながら1...

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ここにきてイールドカーブ、FTSE指数とともに下押しがきつく、気になるのが英国経済の動きです。私の知る限り、大手証券のアナリストや評論家などで、10月末のブレグジットを心配している向きは皆無です。皆無だということは、現実味を帯びたときにネガティブサプライズになる可能性があるということです。Twitt...

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先日、「9月5日の上昇を仕掛けたのは国内筋だろう」と決めつけて書いてしまいましたが、ちょっとあてずっぽうが過ぎました。7-8月の弱気相場から「8月下旬〜9月に一息つける展開」を想定していた私にとっても、これは予想外に強い上昇です。この上昇にあまり乗れてないのは正直いって相当に反省材料ですし、いろいろ...

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さて、今日9月5日の2%以上の上昇、これは9月の相場の今後にとって、良い上昇なのか、安易にのってはいけない刹那的な上昇なのか、ちょっと考えてみます。おそらく先物の手口の情報を見るまでもなく、今日大きく買い上げているのは、国内筋でしょう。GPIFなのか生保なのかまでは、わかりませんが。なぜそう言い切れ...

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[中国の「トランプ敗北待ち」姿勢に気づかないほど、アメリカ共和党も鈍くはないはずなので、何か理由をつけて延期したりすれば、思わぬリバウンドとなる可能性もなくはない。]・・・と、第4弾の発動直後に想定していましたが、http://www.investjpstock.com/cate_index/468...

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昨日8月6日火曜日のリバウンド、「20400をみてから底入れする可能性」と書いていた私としては、「想定通り」とドヤ顔で書いてもいいのかもしれませんが、実のところ、あまりにも反発が強すぎて、ちょっと引きました。そもそもですね、5月頭にトランプが第3弾の関税引き上げを宣言したときは、連休明けから6月頭ま...

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7月1日、令和元年の後半スタートは大変に幸先良いスタートでした。ただ、この急上昇には納得できる部分と納得できない部分とがあり、個人的な頭の整理をかねてメモ書きしておきます。納得できる部分:もともと4-5月の長期連休、トランプの5月の対中関税などから、機関投資家が総弱気になっていたため、日本株は「やや...

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FRBのパウエルの会見後、「予想よりハト派的」といわれているのはさておき、テレビだかラジオだかで「7月利下げを示唆した」などという解説も耳にしましたが、パウエルは7月利下げを示唆してはいません。こういう話題はマスコミの解説を聞くより、まずは、FRBの出している情報をちゃんと見るべきで、最低限、「ドッ...

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値動きの記録やグラフを毎回作ろうとすると、あまりタイムリーに書けなくなってしまうので、クリティカルな時期には、時々、メモ代わりのような投稿もしておきます。木曜の東証が終わった時点で、正直いうと、日曜日時点で想像していたよりも悪いです。買いポジをとる気には全然なれません。明らかに、海外筋が売り込んでき...

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多少ラフな文章になりますが、重要な話題なので、書いてみました。5月6日(アメリカでは5日)、トランプが突然、対中政策で関税25%引き上げを予告しました最近私は、米中関連の交渉経過をほとんど考慮していなかったのですが、「中国が知的財産保護のために緻密な法律を整備する」などというドラスティックな変化はそ...

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この時期になると、2019年の見通しについて、様々な記事が出てきます。ただ、そもそも1か月先の株価の予想さえ困難なのに、1年先の日経平均のレンジを出されたところで、それをベースにトレード戦略を考えるということはありません。とはいえ、いつも気にしているのは、後になってから振り返ると、「結局この事柄さえ...

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個人的にもっているデータの範囲なので、少し迫力不足ではありますが、それでも、このクリスマスの株式市場は、記録的なブラッククリスマスだったことは間違いありません。1989年以降の12月24日または25日の日経平均指数の前日比下落率%2018/12/25▲ 5.01996/12/24▲ 2.72008/...

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金曜の動きを踏まえて、月曜の状況を整理してみます。買い方にとってはこう見えているかもしれません・すでにNY時間で、金曜の騒ぎについての調整は終了した・トランプが月末に中国主席と会食するので雪解け期待で買いが進む・そもそも暴落からのリバウンド過程にある・円安が進んでおり業績期待が上昇・米景気はまだまだ...

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グラフを作ってみました。縦軸は、SQ日の終値を基準とした日経平均指数引け値の増減率(%)横軸は、「1」がSQ日。以後、営業日ベースの経過日数を加算。今回の「7」は6営業日後の2018/10/23なお平均値のサンプルは、日経平均指数およびS&P500先物がSQ日までの5日間でー3%より大きく下...

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以前に、日経平均の上昇力を表す独自インジケータのグラフを掲出しましたが、http://www.investjpstock.com/article/460328995.htmlこれがそのアップデートになります。上が上昇力のインジケータ(単月、3か月平均、6か月平均)下が日経平均指数の月末値(クリックで...

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10月第1週は、火曜までは上昇していましたが、金曜日は結果的に、日経平均が23783円、TOPIXが1792円で、前週比と比べてもマイナスで引けました。実は、この10月第1週の値動きについては、個人的に「ある水準」を維持できるのかどうかに、とても興味を持っていました。それは、9月27日の前日、26日...

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(追記)グラフに間違いがあったので、さしかえました。それに合わせてグラフの解説文も多少修正しています。趣旨は変更ありません。相場をめぐるアノマリー(動きの経験則)には、オカルトで片づけられないものが多数あることは事実です。比較的その中でも知られているのは、「株は10月に買い、4月に売るべし」とか「ア...

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以下は言い訳・・・分析する前に、持っていた仮説があったんですが、実際に分析してみると、数字で裏付けをとるのが難しいテーマだとわかりました。たとえば、ETF買いがあった日の翌日以降の値動きが、介入の無い日とは異なる傾向を持つかも、という仮説を持っていたのですが、実際に分析してみると、結局、相場の地合い...

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今回、日銀のテーマを予定していましたが、8月の売買動向が少し気になったので、今回はこれで書きます。8月の相場解説で株式評論家がこぞって触れた話題が「東証出来高が少ない」「今日は2兆円に達しませんでしたねぇ」というフレーズでしたが。そんなにひどいか?ちょっと見てみよう、とJPXの数字を整理してみました...

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日銀が7月31日に行った施策変更について、さまざまな考察が飛び交っています。黒田総裁の会見要旨(日銀サイトへのリンク)ご存じの方は多いと思いますが、基本的に7月末に打ち出されたのは下記の3点です・長短金利操作に関して、金利の変動幅を従来の2倍に拡大(事実上、0.1ー>0.2%へのやや金利高を容認)・...

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このブログではこれまで個別企業のミクロな業績について、話題にしたことはまったくありませんでした。それは、私が株式市場を見てきた感想として、株式投資は「マクロ経済の良しあしの見極めが7割、個別銘柄の選択が3割」と個人的に考えているからです。なぜそう思うのか、これは極めて個人的な考えなのですが、端的にい...

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ここ10日間ほど、具体的には7月5日を底として結構強い反発をしていることについて、ラジオNIKKEIなど聞いていると、説得力のある解説ができず戸惑っている評論家が多いようです。私が聴いた範囲でも、自信なさげな仮説がさまざま披露されていました。いわく「トランプの仕掛けた貿易戦争について、そう遠くないう...

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およそ1か月半前、2つ前の記事で、「ドル円USDJPYと日経平均NK225、お互いを先行指標として観察する意味はあるか」という話題について書きました。その際に、「移動平均線の上下がドル円と日経平均で食い違ったときに、どちらが先導するのかを調べる」というテーマを予告しておいてそのまま放置してしまいまし...

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みなさんお元気ですか。相変わらずぱっとしない相場が続いているなか、とうとう30度を超える夏になってしまいました。ところで、サッカーW杯の日本対ベルギー、すごい試合でしたね!格上相手に、こんなに攻めていく日本に感激。それでも、2点取られてからのベルギーは巧みで個の戦闘力がすごかった。相次ぐヘディングシ...

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投資家投機家の集まる掲示板などをみていると、株をいじっている人はドル円USDJPYの動きを気にしているものです。その現象だけを捉えると、ドル円を、株式相場の先行きを示すものだと捉えている人が多い、となりますが、どうでしょうか?ドル円をトレードする人は逆に日経平均のチャートを見るという話を聞いたことが...

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だいぶ間が空きましたが、とりあえず、最近何をやっていたかといいますと、本来ブログを書くことに充てていたはずの時間を、ふとしたことで入会してみたNewsPicksでのコメント書きにあてておりました。そう、<3966>ユーザベースが運営するあの経済ニュースのSNSソーシャルブックマーク(追記:あとで気づ...

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ちょっと確定申告の準備などもあってバタバタしているのですが、とりあえず、暴落後の10日間の値動きが、予想(過去の値動き)と実際でどう違ったのか、2/10のエントリーの延長でグラフを掲出しておきます。・系列2・・3日間で7〜9%暴落し、かつ暴落日終値が前年同期よりプラスだった9例・系列3・・3日間で7...

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今回の記事は、手持ちのデータがない話題なので、グラフがありません w前回は、ついリーマンショックの思い出に触れて、縁起でもない内容になっておりましたので、今回は、今の相場が数か月の調整に及ぶことはありえても、リーマンショック級のような大パニックには発展しない、と断言できるという材料を紹介しておきます...

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このところの暴落については、「昨秋からの3−4か月、上昇スピードが速すぎたための調整だ」という見解があります。果たしてこれが一時的な調整なのか、もっと長期的な調整なのか、という論点もありますが、今回はそこまで踏み込みません。この「スピード」とはなんなのか、について、個人的に思うところを書いてみます。...

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先日、ある大手証券会社からのメルマガをみていたときのことです。その中で、「1月の相場がよければ年間を通じて相場がよい。1月の様子を見てから2018年の投資戦略を考えるのがよい」と書いてあるのが目に留まりました。うんなるほど・・と一瞬納得しかけたのですが、こういう「業界の常識」を疑いもなく信じてはいけ...

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あけましておめでとうございます。旧年は株式投資家にとって(仮想通貨投資家にとっても)良い1年でした。発会日の今日も前年末比741円高の2万3506円で、これが1992年1月7日以来の高値ということですから、2018年も株で儲けてやろうと腕まくりしている方は多いと思います。なのですが、2018年につい...