暴落SQ後の過去の日経平均の動きと今回を比べてみた
グラフを作ってみました。
縦軸は、SQ日の終値を基準とした日経平均指数引け値の増減率(%)
横軸は、「1」がSQ日。以後、営業日ベースの経過日数を加算。今回の「7」は6営業日後の2018/10/23
なお平均値のサンプルは、日経平均指数およびS&P500先物がSQ日までの5日間でー3%より大きく下落した10例(2002/12/13 , 2004/03/12 , 2006/06/09 , 2007/11/09 , 2008/02/08 , 2008/10/10 , 2010/08/13 , 2014/12/12 , 2016/01/08 , 2018/02/09 )
※祝日を考慮したSQ日のリストを持っていないので、抽出漏れの日があるかもしれませんが、気づいた時点で修正します。
当初はー4%以上暴落したサンプルだけで作ろうと思ったのですが、実データをみると
サンプルが少なすぎる気がしたので、−3%以上暴落した10例としました。
10例でも、平均化するには標本が少ないな、と思うのですが、一応、過去の傾向を見る意味で掲出してみます。
過去のデータは、あくまで過去にすぎませんから、これを過信して、
「16営業日後に上昇すると思ったから買ったのに大損した」
などということのないようお気を付けください。
過去の平均と比べると、
今回の推移において、SQ日の引け値である22694を超えた日がまだ1日しかないのは、
過去の暴落SQ後の足取りと比べて、「弱い」といってよいと思います。
過去の傾向は「いったんSQ日引け値より1.5%ほど上昇してから、また下落して2番底をつけて、再び上昇する」
というもので、それに近い経緯をたどるのかなと数日前までは思っていました。
ところが、先週水曜日に小反発したあと、木曜日にあっさり下落してしまったので、
「やはり過去の傾向通りに動くなどという、都合のいい話はないのだな」と
あまりこのグラフは意識しないことにしています。
そういうわけで、このグラフを載せるのは、あまり意味がない気もしかけていたのですが、
「もしいったん上昇したとしても、しばらくすると、2番底が来る」、というイメージは、
こういうグラフを見せないことには、伝わりようがないと思ったので、一応出しました。
なお、このグラフの右端は23営業日後となり、ほぼ1か月経過後となるわけですが、平均値では、
SQ日の引け値付近までまた落ちてきます。
これをみて「ほぼ1か月後の次のSQも、また弱含む傾向があるのだろうか」と思い、調べてみたところ、
実際、過去の傾向はその通りでした。
なので、10月中にどのような反発をするにせよ、11月のSQ週は引き続いて警戒したほうがよいと思われます。
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