米英の10年ー2年金利差が逆転【8/12-8/30 金利動向】
すでにさんざん報道がありましたが、イギリスとアメリカの
10年ー2年国債利回りがこの期間に逆転しました。
個人的には、10年ー2年の逆転をそれほどのビッグイベントとは
考えなかったのですが、意外に大きな騒ぎになったような気もします。
なぜビッグイベントとは考えなかったといいますと、
もともと10年ー3か月の金利はとうに逆転していたわけですから、
10年ー2年の逆転も時間の問題だったということ。
そして、アナリストによっては、10年ー2年金利の逆転よりも、
10年ー3か月金利の逆転が一定期間
続いたかどうかを、ターニングポイントとみなしたほうが正確だという人もいます。
また、多くの報道では、「長短金利の逆転が過去に起きたとき、
そこから実際の景気後退まで1年以上の間が空いていた」
ということをきちんと伝えていたと思いますが、
それでも脊髄反射的に株が売られる動きがあったように感じました。
なお、グラフが示すようにイギリスの10年ー2年金利差逆転は一時的現象にとどまっています。
アメリカも一時的現象にとどまってくれるといいのですが、
別な記事で掲示した米国株価指数のグラフをみると、
輸送株指数やRussell2000が深堀り
しそうな気配があり、あまり楽観できる状況ではありません。
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