ドイツ経済の変調告げる債券市場【7/8-8/9 金利動向】

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ここにきてイギリスとドイツの10年―2年金利差がぐっと下に押されてきたのが、
今回の変化でしょうか。
実はこの間、ドイツの国債利回りが、全年限でマイナスになるという
出来事があり、30年国債のマイナス金利は初とのことです。
だからどうなんだということはそれほど騒がれてはいませんが
(ドイツ銀行の経営立て直しにとっては決していい話題ではないはず)
ドイツでこれほどのリスクオフの動きがあるということ、
加えて、世界各国で利下げの動きが相次いでいること、
さらに、FRBの追加利下げも「貿易問題が沸騰」という表現で、
9月にあって当然という世論が強まっていること、
もろもろ総合して、円高の進行はまだ105円前後で終わったと考えない方がよいように思われます。
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