7/4-7/5 金利動向
※10Y-2Y金利差のグラフが作業ミスで前回と同じものになっていたので差し替えました(7/7 22:20)
今回はこの1週間だけの動きにフォーカスしたグラフも掲出します
金曜夜の雇用統計が意外に強い数字だったことで、米債券に動きがありました。
前回書いたように、まず7月4日朝までに3か月金利が上昇していたところに、
雇用統計を受けて2-5年金利が上昇(債券価格下落)。
このとき主に利回りが上昇したのは2年債と5年債で、10年債はそれほど大きく動いていません。
結果として、10年ー2年の差でみると、縮小傾向を維持したまま引けました。
この1週間、全体的にはやや上方向にイールドカーブが動いたということはいえますが。
通常、長期債が売られれば、リスクオンで株式に資金が還流するというのが
原則論なのですが、株式も雇用統計直後に売られて、後場に少々
戻した程度ですから、リスクオンに流れが変わったほどの雇用統計ではありません。
おそらく債券を売ったキャッシュはそのまま様子見で、徐々にまた景気悪化の兆候を
探して債券を買いなおすような流れなのではないかなと感じています。
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