6/3-6/7メモ:利下げ待ちのステージ。難易度の高い相場
先週もとりあげたイールドカーブですが、1週間でこう変化しました
短期金利の方が大きく下がったのは、
FRBの利下げを前もって折り込みにいったためでしょう。
先週は225が1%ほど上昇しましたが、
利下げを期待しての買いが入ったとすると、
とても厄介なステージに入ったと思います。
なぜ厄介なのかというと、買い材料売り材料が変質してしまうからです。
・アメリカで良い景気指標が出る→FOMCメンバーから利下げに慎重な発言が出る→株の売り材料
・悪い景気指標が出る→先行き悲観の意味では売り材料、FRBの利下げが近づく意味では買い材料
・利下げ期待が高まるほど、米国株が上昇しても同時に円高が進みやすくなる
ということで、経済情報をまじめに分析して理屈で上下を当てようとすると、頭が混乱しがちな時期です。
利下げ直前の時期は、下落時に突っ込み買いをしやすいのかどうか、
2007年9月の利下げを控えた2007年7-8月のチャートを見てみましたが、
それほど気楽な動きでもなかった気がします。
ピンポイントで上げ下げ当てにいくとやられる相場になりそうですから、
ポジションを持つとしても、
レバレッジ低めで気楽にやるくらいでちょうどいいのではないでしょうか。
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