ラグビーとサッカーと株式投資
ラグビーの 日本 vs スコットランドは、ふだんは関心がなかった私が見ていても
とても興奮する好試合でした。決勝進出おめでとうございます。
その一方で、ツイッターをみていて面白いなと思うのは、
ラグビーとサッカーの違いについて、
ラグビー・・・紳士的なスポーツ
サッカー・・・ずる賢さ(マリーシア)のスポーツ
みたいな意見がちらちら見受けられることです。
歴史的に、そもそも
ラグビー・・・・中流〜上流のスポーツ
サッカー・・・・労働者階級のスポーツ
といわれてきた経緯があることは、
日本サッカー協会のサイト内のコラムでも
触れられていますので、
http://www.jfa.or.jp/fcwc/2012/11/14.html
ラグビーの方が紳士性が高いとする対比は
おそらく珍しいものではないのでしょう。
株式投資家の思考様式はラグビーよりサッカーに近い?
で、一応、強引ですが、ブログの趣旨に結び付けて話を広げると、
率直にいって、
株式投資家のマインドセット(思考様式)は、ラグビーよりサッカー選手に近い
と思うのですが、どうでしょうか。
セルサイドアナリストや評論家などがポジショントークを仕掛ける、
大口投資家がSNSで特定銘柄を買い煽ったり売り煽ったりする、
聞いた側はその裏を読んでポジションをとろうとする、
そんなフェイントや駆け引きがとても多い世界のような・・・・。
私は嫌いじゃないです、そういう読みあいは。
そういう駆け引きのようなものを、
意識しながらやっていけるかどうかは、
株式投資をやる人が絶対にもっていなければならない資質の一つだと思います。
※為替とか、景気とか大きな対象が相手だとまたノリは違うと思いますが、ここはあくまで株式投資のイメージ
そもそも伝える側に悪気がなくとも、
マスコミに出て多数に知られてしまった情報は逆指標となりやすい
という現実もあるわけですし。
まあ世の中で、そんなことが意識される世界は特殊で、
ビジネスで成功する人は、性格が素直な人だ(本当?)
などと語られているのが一般な気もしますが。
それはともかくとして、
サッカーでいわれる「マリーシア」というのは、
日本語でズバリな和訳がないらしく、
単なる「ずる賢さ」ではなく「機転を利かす」みたいな意味もあるとのこと。
マリーシア=シミュレーション行為みたいな解釈は意味が狭すぎる、
という指摘もあるようです。
株式投資の世界も、単なる駆け引きだけでなく、
ちょっとした機転で、地雷を避けたり、兆しをキャッチしたりということも
あるはずです。
サッカーのプレイになぞらえるような、いい例はすぐ浮かびませんが。