海外投資家の動向に注意。ロングとショート等量のポジションを心掛けるべき
最近の経済情勢は複雑なので、考えがまとまらずなかなか文章が書けないことも多いのですが、
いまが相場をウオッチしていて面白い時期なことも確かなので、ここでは、つぶやきっぽく書いてみます。
とりあえず、9月後半の上昇相場はいったん終わったことは明らかで、
ここからまだ300-400円以上、21000割れまではいったんだらだらと押していく可能性は高いと考えています。
とはいえ、10月4月売りのアノマリーを信じたい向きもたくさんいるはずなので、
そういった買いがまだ元気なら、一直線の下げとはならず、リバウンドも少しはあるでしょう。
昨年10月は、海外投資家の売り込み姿勢が明確でしたが、
今年は、あれほど極端な下げ一直線の時期がくるとはちょっと考えづらい気もします。
あとは日銀を含む国内機関勢や自社株買いの頑張り次第です。
注意点として、9月下旬に先物を買っていた海外筋は、昨日までに利食い完了です。
業績水準が下がるとみれば、ここからどしどし売り込んでくる可能性がある、ということは意識すべきでしょう。
PBR1.0のラインが破られる可能性だって、景気後退局面と意識されるとありえないとは言い切れません。
なにしろファンダメンタルの悪い材料が、ここにきて、大量に出てきています。
あまり下げるとまたトランプが、中国とはいいディールができそうだ、とか、習主席はわかってるやつだ、とか
何か調子のいいことをツイートするかもしれませんが、その間にも
イランとは関係悪化、
北朝鮮はミサイル開発を推進、
欧州には関税合戦を仕掛け、
トランプのウクライナ疑惑
欧州では仏マクロン次第でEUが英の延期申し入れ拒否=合意なき離脱実施
日本の消費増税の影響を政府が見誤っている可能性
など導火線があちこちにありますから、
ちょっとやそっとのトランプのつぶやきでは、
もはや相場がスルーをきめこむという状況がこれから顕在化する可能性もあるとみます。
私自身がいまどういうスタンスかというと、
個別で買いたいものは買っています。
ただしそれに1357ETFをヘッジになる量だけ買い入れて、
ロングショートのような形にしています。
実際には、個別株は、インデックスよりも大きく、1.5倍以上動くこともありますから、
なかなか量をあわせきれないのですが、
ロングとショートはなるべくあわせることを推奨します。