ドイツの株価指数DAXに黄信号 【8/5-8/9 株価指数】
これを書いているのは火曜の朝なので、すでに月曜のNYの下落を見届けた後なのですが、
とにかく8月はアノマリー的によくない月だといわれているわけで、
そのうえ、トランプが対中交渉うまくいかず荒れ模様とあっては、
株を買う動きが続かないのはどうしようもないところです。
まあそれでも株をロングで持ちたい人に1点アドバイスするとすれば、
円高ヘッジは考えたほうがいいでしょう。
上の指数のグラフをみて、今回気になったのは、
上海総合指数と、ドイツの株価指数の動きです。
中国だけならアメリカへの影響はさほどでもないでしょうが、
欧州を代表する経済優等生のドイツが不調となると、
アメリカの株式相場もくしゃみをしないですむとは思えません。
ドイツは6月から徐々に雲行きが怪しいとする報道が目立ってきた気がしますが、
独製造業の業況は7月は芳しくない数字が出ており、
リセッション入りが意識され始めています。
製造業、特に自動車産業が強い点で日本と似るドイツですが、
もともと国債利回りは日本以上にマイナスに深く掘っていますので、
財政規律を緩めて財政出動する必要があるという意見が
報道されたりするところも、日本と似ています。
欧州固有の事情もあるとはいえ、輸出依存度の大きいドイツが不調となると、
日本も警戒されるのはやむを得ないところで、
特に製造業の株は難しい局面に入っていると思われます。
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