6/17-6/21:海外指数の動き。日本株が円高に抗えない構図が鮮明
ECBのドラギ総裁、FRBのパウエル議長、日銀の黒田総裁と、3者が会見を行った週でしたが、
市場への影響度という点では、パウエルの圧勝という週でした。
この1週間、為替がどう動いたかをみると、
(左が6/15 右が6/22)
EURUSD 1.12113? ? →? ? ? 1.13706
USDJPY 108.56 ? →? ? ? 107.31
EURJPY 121.71 ? →? ? ? 122.05もっぱらドル安が進行した1週間です。
この結果、株価は世界的にそこそこ上昇した週なのですが、
円ベースでの225とTOPIXはますます置いて行かれた格好となっています。
黒田総裁は会見中、「今年後半、世界景気は緩やかに回復する」と
いうスタンスを崩してはいないようですが、
このままだと世界景気が回復しても、年後半にかけてドル円は
さらに1〜2円の円高、105円台になっていく可能性も想定せざるをえないところです。
(しかも日米政府間で為替条項要求を押し返す交渉のさなかで露骨な円高対策は打てない)
仮に105円台、あと2円くらい円高になるとすれば、日経平均で400円ほどの
下押し圧力が発生します。
対応する考え方としては、S&P500(為替ヘッジ付)のETFを買って、225ETFを売るとか、
輸入業種や電力株を重視するなどがありますが、
素直に考えれば、まずFXで円高にベットしたくなるのが、いまの相場でしょう。
東証一部の売買高は2兆割れが続いて低迷していますが、ひょっとするとFXは活況になっているのではないでしょうか。
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