5月13日(mon)〜5月17日(fri)の動き:木曜夜の首相動静に惑わされ金曜日にぬか喜びの上昇か

先物の値動き(6月限、8:45-15:15 , 16:30-5:30)
225
2019/5/1321190212802112021175
?21120211302076520815
2019/5/1420770210802075021035
?21075211852102021155
2019/5/1521120211852095521165
?21100211802087521180
2019/5/1621110211502094021050
?21020213452100521230
2019/5/1721260213902119021270
?21280213352113521220

 

 

TOPIX
2019/5/131541154915361542.5
?15391539.51510.51513
2019/5/1415101536.515071532
?1534.5154415321541.5
2019/5/151538154415271542.5
?1538.51543.51520.51543
2019/5/16153915441526.51537.5
?15361559.515341549
2019/5/171551156315451556
?15571558.51545.51551

 

 

マザーズ
2019/5/13883892876877
?875875839841
2019/5/14835865835860
?865877859874
2019/5/15870876861876
?873873853873
2019/5/16868872860866
?866879863877
2019/5/17874886870886
?886886878883

 

各国株価推移0519.png

 

米国指標0519.png

 

コメント
ひさびさに長短金利差を確認してみたところ、こんな感じです
10Y-2Y金利差.png

 

年初からなんとなく、上向いているのはアメリカだけで、
欧州も日本も下向きですね。
ここまで株式市場がまあまあ落ち着いているのは、あくまで、
「18年冬の売られ過ぎ」からのリバウンドであって、
日欧は決して景気が昨年よりも良いと言える状況ではない、
ということがここからも確認できます。
こういうときは、いっそ下がるときはサクっと下がって、リバウンド取りを
やらせてくれるほうが、トレーダーとしては面白いのですが、
日銀が相変わらず、こまめに介入してくれるので、
なかなかそういう機会もありません。

 

さて、先週木曜夕方に、「思ったほど落ち着いてない」と書いたあとに、
まさかと思うような上昇があり、これはやってしまったかな(苦笑)と
思ったのですが、おそらく主な原因はこれでしょう。
首相動静 16日
増税延期の布石か、憶測呼ぶ首相・エコノミスト懇談−過去2回も

 

ただ、参加メンバーをみたとき、
このメンバー構成で、消費増税延期の相談をしたとみるのは、
はっきり言ってかなり的外れです。
特に私の目に留まったのはロバート・フェルドマン氏なのですが、
消費増税および緊縮財政による財政再建を積極的に提言しているお方です。
このお方がメンバーに含まれているのに、わざわざ
消費増税先送りの話し合いなどするとはとても思えません。
たまたま私は、かなりの昔(20年以上前)にフェルドマン氏にお会いしたことがあり、
そんなに軽薄に意見をコロコロ変えるようなお方ではないと
個人的に印象を受けていたので、報道を見てすぐそう思いました。
そういう経緯がなければ、違った想像をしてしまうのも
仕方ないことなのかもしれませんが。
私も正直なところ、ほかの3人は、たまに記事で見かけたりする程度で、よく知りません。
ググった印象では、3人もやはり特にリフレ派の論客ではないと思いました。
なので、金曜午前も、何やら国内筋が買い上げていたようですが、
後場になって突然、垂れてしまったのは、
「いやこれは違うんじゃないか」と大部分が気づいたんでしょう。
私の想像ですが、安倍総理としても、もう増税は99%やると腹を固めていて、
むしろ増税した後に、万が一、想定以上に景気が下降したら、
どういう手が打てるか、というような目的での
会食だったのではないでしょうか。
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